Codebase list manpages-ja / dfeb12d
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4 changed file(s) with 237 addition(s) and 215 deletion(s). Raw diff Collapse all Expand all
3030 .\"
3131 .\" @(#)mesg.1 8.1 (Berkeley) 6/6/93
3232 .\"
33 .\" Fri Mar 10 20:31:02 1995, modified for standard man macros,
34 .\" faith@cs.unc.edu
33 .\"*******************************************************************
3534 .\"
35 .\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
3636 .\"
37 .\" "
37 .\"*******************************************************************
38 .\"
3839 .\" %FreeBSD: src/usr.bin/mesg/mesg.1,v 1.7 1999/08/28 01:03:59 peter Exp %
3940 .\" $FreeBSD: doc/ja_JP.eucJP/man/man1/mesg.1,v 1.6 2001/05/14 01:07:26 horikawa Exp $
41 .\"
4042 .\" Updated Wed May 11 JST 2005 by Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
43 .\" Updated & Modified (util-linux 2.36) Mon Jan 11 12:25:59 JST 2021
44 .\" by Yuichi SATO <ysato444@ybb.ne.jp>
45 .\" and Yoichi Chonan <cyoichi@maple.ocn.ne.jp>
4146 .\"
42 .TH MESG 1 "10 March 1995" "Linux 1.2" "Linux Programmer's Manual"
43 .SH 名称
44 mesg \- 他ユーザからのメッセージを表示する (表示しない)
47 .TH MESG 1 "July 2014" util\-linux "User Commands"
48 .SH 名前
49 mesg \- 他のユーザから来たメッセージを表示する (表示しない)
4550 .SH 書式
46 .B mesg [ n ] [ y ]
47 .SH 解説
48 .B mesg
49 は、他ユーザからのメッセージの書き込みを許すかどうかを
50 決めるためのユーティリティです。
51 メッセージは、標準エラー出力と結びついている端末デバイスに出力されます。
52 書き込みが許可されていれば、
53 .BR talk (1)
54
55 .BR write (1)
56 などのプログラムを使って端末にメッセージを送ることができます。
51 \fBmesg\fP [option] [\fBn\fP|\fBy\fP]
52 .SH 説明
53 ユーザは \fBmesg\fP ユーティリティを実行することで、
54 標準エラー出力と結びついている自分の端末デバイスに対して他のユーザが持つ書き込み権限を制御することができる。
55 端末への書き込みが許可されていると、他のユーザが実行する \fBtalk\fP(1) や
56 \fBwrite\fP(1) のようなプログラムが、その端末にメッセージを表示できるようになるのだ。
5757 .PP
58 伝統的に、デフォルトでは書き込みは許可されています。
59 しかし、ユーザーが様々なセキュリティリスクに敏感になるにつれ、
60 少なくとも最初のログインシェルではデフォルトでは書き込みを許可しない傾向があります。
61 自分の端末の設定を確実に行うためには、
62 .B mesg
63 をログインスクリプトで実行するべきです。
58 伝統的には、書き込みは許可するのがデフォルトである。
59 しかしながら、ユーザがセキュリティ上の様々なリスクをより意識するようになるにつれて、
60 少なくとも最初のログインシェルに対しては、デフォルトでは書き込みを許可しない傾向にある。
61 自分の tty の設定状態を確実に自分の望むようにするには、
62 \fBmesg\fP をログインスクリプトで実行するべきである。
6463 .PP
65 オプションは以下のとおりです。
66 .TP
67 .B n
68 メッセージを表示しません。
69 .B y
70 メッセージを表示します。
64 \fBmesg\fP
65 ユーティリティは、端末で実行されない場合 (訳注: たとえば、\fBat\fP や \fBcron\fP
66 から実行される場合)、何のメッセージも出さずにエラーステータス
67 2 で終了する。この場合、\fBmesg\fP
68 の実行は意味がない。だが、この状況でも、コマンドラインオプション
69 \fB\-\-verbose\fP を付ければ、\fBmesg\fP
70 が警告メッセージを出力するようになる。こうした動作は、バージョン
71 2.33 で採用されたものである。
72 .SH 引き数
73 .TP
74 \fBn\fP
75 メッセージを許可しない。
76 .TP
77 \fBy\fP
78 メッセージの表示を許可する。
7179 .PP
72 引数なしで起動された場合、
73 .B mesg
74 は現在のメッセージ表示の許可・不許可についての設定を、
75 標準エラー出力に出力します。
76 .PP
77 .TP
78 .B mesg
79 は以下のうちのいずれかを戻り値として返します。
80 .PP
81 .I "\ 0"
82 メッセージを表示します。
83 .I "\ 1"
84 メッセージを表示しません。
85 .I "\>1"
86 エラーが発生しました。
87 .SH 関連ファイル
88 .I /dev/[pt]ty[pq]?
80 引き数を指定しない場合、\fBmesg\fP
81 は、現在のメッセージ受け入れ状態を標準エラー出力に表示する。
82 .SH オプション
83 .TP
84 \fB\-v\fP,\fB \-\-verbose\fP
85 何をやっているかを説明する。
86 .TP
87 \fB\-V\fP,\fB \-\-version\fP
88 バージョン情報を表示して終了する。
89 .TP
90 \fB\-h\fP,\fB \-\-help\fP
91 ヘルプを表示して終了する。
92 .SH 終了ステータス
93 \fBmesg\fP ユーティリティは、次の値の一つで終了する。
94 .RS 4
95 .TP
96 \fB\ 0\fP
97 メッセージは許可されている。
98 .TP
99 \fB\ 1\fP
100 メッセージは許可されていない。
101 .TP
102 \fB>1\fP
103 エラーが発生した。
104 .RE
105 .SH ファイル
106 \fI/dev/[pt]ty[pq]?\fP
107 .SH 歴史
108 \fBmesg\fP コマンドは、AT&T UNIX Version 6 で初登場した。
109
89110 .SH 関連項目
90 .BR biff (1),
91 .BR talk (1),
92 .BR write (1),
93 .BR wall (1),
94 .BR login (1),
95 .BR xterm (1)
96 .SH 歴史
97 .B mesg
98 コマンドは Version 6 AT&T UNIX から登場しました。
111 \fBlogin\fP(1), \fBtalk\fP(1), \fBwrite\fP(1), \fBwall\fP(1), \fBxterm\fP(1)
112 .SH 入手方法
113 この mesg コマンドは、util\-linux パッケージの一部であり、
114 https://www.kernel.org/pub/linux/utils/util\-linux/
115 から入手できる。
2929 .\" SUCH DAMAGE.
3030 .\"
3131 .\" @(#)whereis.1 from UCB 4.2
32 .\"*******************************************************************
3233 .\"
33 .\" Japanese Version Copyright (c) 2001 Yuichi SATO
34 .\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
35 .\"
36 .\"*******************************************************************
37 .\"
38 .\" Japanese Version Copyright (c) 2001-2021 Yuichi SATO
39 .\" and 2021 Yoichi Chonan
3440 .\" all rights reserved.
3541 .\" Translated Sat Feb 17 03:19:58 JST 2001
3642 .\" by Yuichi SATO <sato@complex.eng.hokudai.ac.jp>
43 .\" Updated & Modified (util-linux 2.36) Mon Jan 11 11:53:59 JST 2021
44 .\" by Yuichi SATO <ysato444@ybb.ne.jp>
45 .\" and Yoichi Chonan <cyoichi@maple.ocn.ne.jp>
3746 .\"
38 .TH WHEREIS 1 "8 May 1994"
47 .TH WHEREIS 1 "October 2014" util\-linux "User Commands"
3948 .SH 名前
40 whereis \- コマンドのバイナリ・ソース・man ページの場所を示す
49 whereis \- コマンドのバイナリ、ソース、マニュアルファイルがどこにあるかを突き止める
4150 .SH 書式
42 .B whereis
43 [
44 .B \-bmsu
45 ] [
46 .B \-BMS
47 .IR directory .\|.\|.
48 .B \-f
49 ]
50 \fIfilename\fP\|
51 \&.\|.\|.
52 .IX "whereis command" "" "\fLwhereis\fP \(em find program"
53 .IX find "program \(em \fLwhereis\fP"
54 .IX "locate program" "" "locate program \(em \fLwhereis\fP"
55 .IX command locate "" "locate \(em \fLwhereis\fP"
51 \fBwhereis\fP [options] [\fB\-BMS\fP \fIdirectory\fP... \fB\-f\fP] \fIname\fP...
5652 .SH 説明
57 .B whereis
58 は指定したファイルのソース・バイナリ・man ページセクションの場所を示す。
59 与えられた名前は、最初に始めのパス名の部分が取り除かれ、次に
60 .BR .c
61 のような
62 .BI . ext
63 という形式の拡張子が取り除かれる。
64 ソースコード管理に使われている
65 .B s.
66 というプレフィックスがついたファイルも表示される。
67 .B whereis
68 は、標準的な Linux ファイル階層中で指定したプログラムを探す。
53 \fBwhereis\fP は、指定されたコマンド名について、
54 そのバイナリ、ソース、マニュアルファイルがどこにあるかを突き止める。
55 \fBwhereis\fP に渡された名前は、まず先行するパス名の部分が取り除かれ、
56 次に、末尾に \fB.\fP\fIext\fP の形を取る拡張子 (たとえば、\fB.c\fP など) があれば、それも
57 (ひとつだけ) 取り除かれる。ソースコードコントロールシステム (SCCS)
58 を使用したことによる \fBs.\fP という接頭辞への対応も行われる。\fBwhereis\fP
59 は、それから、検索対象のプログラムなどを Linux の標準的な場所と、\fB$PATH\fP
60 や \fB$MANPATH\fP によって指定されている場所で見つけ出そうとする。
61 .IP "[\fB訳注\fP]" 8
62 「\fBs.\fP という接頭辞への対応」というのは、たとえば、ls
63 のソースファイルの探索を求められたときに、ls.c だけでなく、s.ls.c
64 といったファイルも捜しに行くようにすることである。
65 .PP
66 検索対象の限定 (オプション \fB\-b\fP, \fB\-m\fP, \fB\-s\fP)
67 は累加式であり、コマンドラインで後に続く \fIname\fP というパターンに適用される。
68 なお、検索対象の限定をやり直すと、検索の条件が再設定されることになる。たとえば、
69 .RS
70 .sp
71 \fBwhereis \-bm ls tr \-m gcc\fP
72 .sp
73 .RE
74 は、"ls" と "tr" については、バイナリファイルと man
75 ページを見つけようとし、"gcc" については、man ページだけを捜す。
76 .sp
77 オプション \fB\-B\fP, \fB\-M\fP, \fB\-S\fP は、後に続く \fIname\fP
78 というパターンに対する検索パスを設定し直す。たとえば、
79 .RS
80 .sp
81 \fBwhereis \-m ls \-M /usr/share/man/man1 \-f cal\fP
82 .sp
83 .RE
84 は、"ls" の man ページは、デフォルトのパスのすべてで捜すが、"cal"
85 については、/usr/share/man/man1 ディレクトリのみで検索する。
86
6987 .SH オプション
70 .TP
71 \fB\-b
72 バイナリのみを探す。
73 .TP
74 .B \-m
75 man ページセクションのみを探す。
76 .TP
77 .B \-s
78 ソースのみを探す。
79 .TP
80 .B \-u
81 通常とは異なるエントリを探す。
82 要求されるタイプの 1 つのエントリがファイルにない場合、
83 通常とは異なるファイルと呼ばれる。
84 よって、
85 .RB ` "whereis\ \ \-m\ \ \-u\ \ *" '
86 は、カレントディレクトリのファイルから man ページがないものを探す。
87 .TP
88 .B \-B
89 .B whereis
90 がバイナリを探すディレクトリを変更または制限する。
91 .TP
92 .B \-M
93 .B whereis
94 が man ページセクションを探すディレクトリを変更または制限する。
95 .TP
96 .B \-S
97 .B whereis
98 がソースを探すディレクトリを変更または制限する。
99 .TP
100 .B \-f
101 直前のディレクトリリストを終了させ、
102 ファイル名指定の開始であることを示す。
103 .BR \-B ,
104 .BR \-M ,
105 .B \-S
106 オプションのいずれかを使う場合は、
107 このオプションを
108 .IR 使わなければならない 。
109 .SH 例
110 .B /usr/bin
111 にあるファイルから
112 .B /usr/man/man1
113 に man ページがなく
114 .BR /usr/src
115 にソースがあるようなもの探す。
88 .IP \fB\-b\fP
89 バイナリを検索する。
90 .IP \fB\-m\fP
91 マニュアルを検索する。
92 .IP \fB\-s\fP
93 ソースを検索する。
94 .IP \fB\-u\fP
95 検出結果が異例であるコマンド名についてのみ表示する。
96 ここで異例というのは、明示的に調査を要求した各タイプについて、検出結果がただ
97 1 つではないことである。従って、'\fBwhereis \-m \-u *\fP' というコマンドは、
98 カレントディレクトリのファイルのうちで、文書ファイルがまったく存在しないか、2
99 つ以上存在するものを求めることになる。
100 .RS
101 .IP "[\fB訳注\fP]"
102 この説明は古くなっているのではないかと思う。実際には、手元の
103 util-linux 2.36 で '\fBwhereis -m -u *\fP'
104 を実行しても、文書ファイルのまったく存在しないものについては、何も表示されない。2
105 つ以上存在するものだけが表示される。
106 .RE
107 .IP "\fB\-B \fP\fIlist\fP"
108 \fBwhereis\fP がバイナリを捜す場所を限定する。\fIlist\fP
109 は、ホワイトスペース (訳注: スペースやタブ) で区切ったディレクトリのリストである。
110 .IP "\fB\-M \fP\fIlist\fP"
111 \fBwhereis\fP がマニュアルや info 形式の文書を捜す場所を限定する。\fIlist\fP
112 は、ホワイトスペースで区切ったディレクトリのリストである。
113 .IP "\fB\-S \fP\fIlist\fP"
114 \fBwhereis\fP がソースを捜す場所を限定する。\fIlist\fP
115 は、ホワイトスペースで区切ったディレクトリのリストである。
116 .IP \fB\-f\fP
117 ディレクトリのリストは直前で終わり、ここからファイル名が始まると知らせる。\fB\-B\fP,
118 \fB\-M\fP, \fB\-S\fP オプションの何れかを使用するときは、これを\fI使わなければならない\fP。
119 .IP \fB\-l\fP
120 \fBwhereis\fP が実際に使用している検索パスのリストを表示する。\fB\-B\fP, \fB\-M\fP,
121 \fB\-S\fP のどれも指定されていない場合にこのオプションが表示するのは、
122 ハードコードされたパスのうちで、\fBwhereis\fP
123 がシステム上で見つけることのできたものである。
124 .TP
125 \fB\-h\fP, \fB\-\-help\fP
126 ヘルプを表示して終了する。
127 .TP
128 \fB\-V\fP, \fB\-\-version\fP
129 バージョン情報を表示して終了する。
130 .SH ファイルを検索するパス
131 デフォルトで \fBwhereis\fP
132 は、ハードコードされたパスを使って、ファイルを見つけようとするが、
133 このパスは、グロブのパターンで定義されている。また、
134 \fBwhereis\fP は、環境変数 \fB$PATH\fP と \fB$MANPATH\fP
135 の内容をデフォルトの検索パスとして使用しようとする。
136 どんなパスが使われているかを知る一番簡単な方法は、
137 リストオプションの \fB\-l\fP を付け足すことである。\fB\-l\fP を使えば、\fB\-B\fP,
138 \fB\-M\fP, \fB\-S\fP の効果も表示される。
139 .SH 環境変数
140 .IP WHEREIS_DEBUG=all
141 デバッグ出力を有効にする。
142 .SH 用例
143 \fI/usr/bin\fP にあるファイルの内、\fI/usr/man/man1\fP にマニュアルがないか、
144 \fI/usr/src\fP にソースのないものをすべて見つけ出す。
116145 .IP
117 .nf
118 .ft B
119 example% cd /usr/bin
120 example% whereis \-u \-M /usr/man/man1 \-S /usr/src \-f *
121 .fi
122 .ft R
123 .SH ファイル
124 .TP 20
125 .B /{bin,sbin,etc}
126 .TP
127 .B /usr/{lib,bin,old,new,local,games,include,etc,src,man,sbin,
128 .B X386,TeX,g++-include}
129 .TP
130 .B /usr/local/{X386,TeX,X11,include,lib,man,etc,bin,games,emacs}
131 .SH 関連項目
132 .BR chdir (2V)
133 .SH バグ
134 .B whereis
135 は実行を速くするために
136 .BR chdir (2V)
137 を使うので、
138 .BR \-M ,
139 .BR \-S ,
140 .B \-B
141 に指定するパス名はフルパスでなければならない;
142 つまりパス名は
143 .RB ` / '
144 で始まっていなければならない。
145 .PP
146 .B whereis
147 はハードコードされたパスを持っているので、
148 探しているものとは違うものが見つかるかもしれない。
146 \fBcd /usr/bin\fP
147 .br
148 \fBwhereis \-u \-ms \-M /usr/man/man1 \-S /usr/src \-f *\fP
149 .IP "[\fB訳注\fP]"
150 上記のコマンドは、少なくとも手元の util-linux 2.36
151 では、指定したディレクトリにマニュアルやソースがないものの表示はせず、たとえば
152 passwd.1.gz と passwd.1ssl.gz のように、そうしたものが
153 2 つ以上ある場合だけ表示するようだ。\fB-u\fP オプションの訳注も参照。なお、
154 当方の場合、マニュアルがあるのは、/usr/share/man/man1 である。
155 .SH 入手方法
156 このコマンドは util\-linux パッケージの一部であり、Linux Kernel Archive
157 <https://www.kernel.org/pub/linux/utils/util\-linux/>
158 から入手できる。
3333 .\"
3434 .\" @(#)write.1 8.1 (Berkeley) 6/6/93
3535 .\"
36 .\" Modified for Linux, Sun Mar 12 10:21:01 1995, faith@cs.unc.edu
36 .\"*******************************************************************
37 .\"
38 .\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
39 .\"
40 .\"*******************************************************************
3741 .\"
3842 .\" %FreeBSD: src/usr.bin/write/write.1,v 1.7.2.1 2000/12/08 15:14:18 ru Exp %
3943 .\" $FreeBSD$
44 .\"
4045 .\" Updated Wed May 11 JST 2005 by Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
46 .\" Updated & Modified (util-linux 2.36) Tue Jan 12 11:24:28 JST 2021
47 .\" by Yuichi SATO <ysato444@ybb.ne.jp>
48 .\" and Yoichi Chonan <cyoichi@maple.ocn.ne.jp>
4149 .\"
42 .TH WRITE 1 "12 March 1995" "" "Linux Programmer's Manual"
43 .SH 名称
44 write \- 別のユーザにメッセージを送る
50 .TH WRITE 1 "March 1995" util\-linux "User Commands"
51 .SH 名前
52 write \- 他のユーザにメッセージを送る
4553 .SH 書式
46 .BI write " user " [ ttyname ]
47 .SH 解説
48 .B write
49 は、あなたの端末入力行を他の端末に送ることで、
50 他のユーザとのコミュニケーションを可能にします。
54 \fBwrite\fP \fIuser\fP [\fIttyname\fP]
55 .SH 説明
56 \fBwrite\fP は、あなたが端末に入力した行を他の人の端末にコピーすることによって、
57 他のユーザと会話ができるようにする。
58 .PP
59 \fBwrite\fP
60 コマンドを実行すると、宛先のユーザは次のような形のメッセージを受け取る。
5161 .PP
5262 .RS
5363 Message from yourname@yourhost on yourtty at hh:mm ...
5464 .RE
5565 .PP
56 .B write
57 を使ってメッセージを書くと、指定されたユーザは次のような
58 書き出しで始まるメッセージを受け取ります:
66 あなたが続けて入力する行は、1 行入力するたびに宛先の端末にコピーされる。
67 もし宛先の人が返事をしたいと思ったら、その人もやはり \fBwrite\fP
68 を実行しなければならない。
5969 .PP
60 .RS
61 Message from yourname@yourhost on yourtty at hh:mm ...
62 .RE
63 .PP
64 この後の行は、1行入力するたびにその内容が相手の端末にコピーされます。
65 もし相手が返事をしたいと思ったら、その人も
66 .B write
67 を実行して同じようにメッセージを送る必要があります。
68 .PP
69 メッセージを送り終わったら、ファイルの終り文字か割り込み文字を入力します。
70 相手には、通信の終りを表す
71 .B EOF
72 が表示されます。
70 用件が済んだら、ファイル終端文字か割り込み文字を入力する
71 (訳注: 前者は Control\-d、後者は Control\-c)。宛先には、会話の終りを示す
72 \fBEOF\fP という文字が表示される。
7373 .PP
7474 他のユーザからのメッセージを拒否したいときは
75 (ただしスーパユーザからのメッセージは拒否できません)、
76 .BR mesg (1)
77 を使います。
78 .BR nroff (1)
79
80 .BR pr (1)
81 といったコマンドは自動的に書き込むのを拒否するので、
82 あなたの出力は上書きされません。
75 (ただしスーパユーザからのメッセージは拒否できない)、\fBmesg\fP(1)
76 を使えばよい。コマンドの中には、たとえば \fBnroff\fP(1) や \fBpr\fP(1)
77 のように、書き込みを自動的に拒否するものもある。
78 それは、自分の生成する出力が上書きされてしまわないように、そうしているのである。
8379 .PP
84 2つ以上の端末にログインしているユーザにメッセージを送りたい場合には、
85 どの端末にメッセージを送るかを、
86 .B write
87 の2番目の引数で指定することができます。
88 端末名を指定しなければ、もっともアイドル時間の短い端末が選択されます。
89 事務所でログインしたままになっているユーザが、今は自宅からモデムでログイン
90 している場合などは、これによって正しい端末が選択されるでしょう。
80 メッセージを送りたい相手が、2 つ以上の端末にログインしている場合は、
81 どの端末にメッセージを送るかを、\fBwrite\fP コマンドの
82 2 番目の引き数で指定することができる。あるいは、端末の選択を
83 \fBwrite\fP に任せてしまってもよい。その場合、\fBwrite\fP
84 は、アイドル時間が最も短い端末を選ぶことになる。そうすることで、
85 職場でログインしているユーザが、同時に自宅からもモデムでログインしているといった場合でも、
86 メッセージが適切な方に届くようにするのである。
9187 .PP
92 .B write
93 コマンドで人とやりとりする時には、次のようなプロトコルが使われてきました。
94 行末の `\-o' あるいは、`\-o'だけの行は、あなたが話す番ですよ、という意味であり、
95 `oo'は、会話を終りにしましょうという意味になります。
88 \fBwrite\fP コマンドでやりとりするときの伝統的な約束では、行末の `\-o'
89 や `\-o' だけの行は、「あなたが話す番ですよ」という意味になる。`oo'
90 は、「会話を終りにしましょう」ということである。
91 .SH 歴史
92 \fBwrite\fP コマンドは AT&T UNIX Version 6 で初登場した。
9693 .SH 関連項目
97 .BR mesg (1),
98 .BR talk (1),
99 .BR who (1)
100 .SH 歴史
101 .B write
102 コマンドは Version 6 AT&T UNIX から登場しました。
94 \fBmesg\fP(1), \fBtalk\fP(1), \fBwho\fP(1)
95 .SH 入手方法
96 この write コマンドは、util\-linux パッケージの一部であり、
97 https://www.kernel.org/pub/linux/utils/util\-linux/ から入手できる。
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