Mona fonts version 2.21 (shinonome-0.9.8)
README, by 1@2ちゃんねる, Jun. 22, 2002, public domain
NOTE: WRITTEN IN EUC!
Mona fonts (モナーフォント) は 2ちゃんねるの
アスキーアート (以下 AA) を Windows 以外の環境で
見るために作られたフリーのフォントです。
2ちゃんねるの AA はその多くが MS P ゴシック 12pt を
想定してつくられており、X の固定幅フォントを使った Netscape 等で見ると
ずれてしまいます。モナーフォントはフリーで配布されている
東雲 (しののめ) フォントを改造し、文字幅を MS P ゴシックに
合わせたもので、これを使うと Windows ユーザ向けに作られた AA を
正しく見ることができます。文字幅以外にも、 AA のイメージがなるべく
変わらないよう、作者の独断と偏見による変更を加えています。
NOTE: このファイルはおもに UNIX 上で使う方のため BDF版用です。
TTF版については ttfsrc/README-ttf.txt をご覧ください。
-- 変更履歴
Jun. 22, 2002
version 2.21
Shinonome-0.9.8 に同期。
jis2unicode のバグ修正。
AA がよりしっくりくる 638 さんのパッチ適用。
18 さんのパッチにより Windows版を Cyrillic, Greek に対応。
May. 14, 2002
version 2.2
16ポイントのみ ISO-10646 (Unicode) に対応する。
(TrueType 版はまだ未対応)
bdfmerge を新しくする。
Mar. 28, 2002
version 2.12
16ポイントのMS拡張部分を修正 (by 18番の名無しさん)。
Mar. 22, 2002
version 2.11
16ポイントのMS拡張部分を修正 (by 18番の名無しさん)。
16ポイントの片仮名・平仮名グリフを微調整。
Windows NT で使えない問題を修正 (by 18番の名無しさん)。
Feb. 14, 2002
Version-2.1
TTF版をリリース。
Feb. 10, 2002
Version-2.04
shinonome-0.9.7 に同期。
cp932 のエンコード (monak{12,14,16}-ext) のバグを修正。
12, 14, 16pt の文字セットをそろえる。
モナーフォント公開一周年。ご愛顧ありがとうございます。
Jul. 15, 2001
Version-2.03
shinonome-0.9.4 に同期。
KDE で使えないバグ (jisx0208.1990 が無視される) を修正。
全角-半角間のスペースを一定にするため、文字のビットマップを
東雲フォントと同じ方向に揃えた (12pt では左揃え、14pt,16pt では
右揃え)。
Jun. 19, 2001
Version-2.02
Makefile のバグ (jisx0201 が make install されない) を修正。
awk の非互換を避けるため bdfmerge を perl化。
shinonome-0.9.3 に同期。
18番の名無しさんによる 14pt の拡張部分をマージ。
Jun. 17, 2001
Version-2.0
18番の名無しさんによる oremona フォントをマージ。
14pt を調整。
AA-aware に微調整。
FreeBSD の pmake と Makefile を互換にする。
Jun. 6, 2001
Version-2.0beta。
Shinonome-0.9.2 をベースに。
12,14,16pt をサポート (14pt はまだ未調整)。
bold + italic をサポート。
mkitalic を perl に移植して高速化。
Mar. 23, 2001
18番の名無しさんによる omaemona フォントをマージ。
Feb. 13, 2001
12pt対応、ボールドとイタリック対応、ISO8859対応。
Feb. 10, 2001
最初のリリース。
-- ディレクトリ構成
TTF版が入ったので複雑になりました。
README … このファイル
Makefile … BDF版作成に必要な Makefile
dist/ … BDF版の完成品を格納するディレクトリ
fonts.alias.mona … X11用フォントエイリアスファイル
src/ … BDF版・TTF版 共通のソース (BIT形式)
tools/ … BDF版作成に必要なツール
ttfsrc/ … TTF版作成に必要な追加ソースおよび Makefile
README-ttf.txt … TTF版 エンドユーザ向け README (DOSテキスト)
ttftools/ … TTF版作成に必要なツール
README-ttftools … TTFツールの説明と変換方法
width/ … MS P ゴシック文字幅データ (参考資料)
-- UNIX上でのインストールおよび使い方 (BDF版)
必要なもの: perl5、X11R6以上
*注意* このパッケージを make すると合計 23MBytes 程度の
ディスク容量を占有します。また、make には時間がかかります。
1. sed, perl, gzip(compress), X11 のパスを設定する。
お使いのプラットフォームに合わせて、Makefile 中の
SED_CMD, PERL_CMD, GZIP_CMD および X11BINDIR, X11FONTDIR
の値を適切なものに書きかえてください。
(ふつうはとくに変更しなくても大丈夫のはずです)
*注意* Solaris, HP-UX などの商用 X サーバを使っている場合は、
pcfファイルの圧縮に gzip ではなく compress を使う必要が
あります。Makefile 中のコメントを参考にしてください。
2. make する。
所要時間は作者の環境 (Linux-2.2, PIII, 500MHz) で 6〜7分です。
make 中に "jis2unicode: warning: undefined mapping: 8777" 等の警告が
出ますが、無視してください。
3. make install する。
デフォルトでは /usr/X11R6/lib/X11/fonts/local にインストールされます。
ディレクトリがない場合は自動的に作成されます。
別のディレクトリにインストールする場合は
# make install X11FONTDIR=/usr/local/lib/X11/fonts/local
のように指定してください。
4. (オプション)
kappa フォント および elisa フォントをインストールしている方は、
付属の fonts.alias.mona ファイルの内容を fonts.alias ファイルの
末尾に追加しておくと、これらのフォントを -mona-* フォントの
10, 18(20), 24 ポイントのエイリアスとして使えます。
Netscape などで便利です。
make install-alias を実行すると、$(X11FONTDIR)/fonts.alias に
fonts.alias.mona の内容が自動的に追加されます。
5. フォントパスの *いちばん最後* に
/usr/X11R6/lib/X11/fonts/local/:unscaled
を追加し、xset fp rehash を実行する。
この時点からモナーフォントが使えるようになる。
この段階での作業はお使いの UNIX の種類によって違います。
Linux や FreeBSD などで XFree86 を使っている場合は XF86Config の
FontPath セクションを変更してください。自分しか使わない場合は、
~/.xsession か ~/.xinitrc に以下の2行を加えてもいいでしょう。
xset fp+ /usr/X11R6/lib/X11/fonts/local/:unscaled
xset fp rehash
RedHat 7.2 で RPM からインストールした場合は、
この作業は必要ありませんが xfs を再起動する必要があります。
RPM インストール後に root で以下を実行してください:
# /etc/init.d/xfs restart
*注意* 「:unscaled」を指定しないと、フォントが不必要に
拡大・縮小されて汚くなることがあります。
*注意* プロポーショナルフォントが使えない Emacs 20 や kterm などで
モナーフォントを使わないでください。
6. Netscape の proportional フォントを
Western (ISO-8859-1) → Gothic (Mona), 15.0
Japanese (JIS_X0201) → Gothic (Mona), 15.0
Japanese (JIS_X0208-1983) → Gothic (Mona), 15.0
に設定する。
Mozilla の場合なら、日本語の Serif あるいは Sans Serif フォントを
mona-gothic-jisx0208.1990-0
に、Size (pixels) を 16.0 に設定する。また Unicode のフォントを
mona-gothic-iso10646-1
に、Size (pixels) を 16.0 に設定する。
*注意* たいていの AA は 16ポイントを基準につくられていますので、
16ポイント以外のフォントを使うと絵がズレる場合があります。
7. モナー・顔文字板へ go!
-- ライセンスおよび配布条件
モナーフォントは無保証です。
モナーフォントのライセンスは東雲フォントのライセンスに準じます。
東雲フォント自体は実質的な public domain となっているため、
モナーフォントもこれにならいます。
このアーカイブ中に含まれるフォントおよびツール類の改変、再配布、雑誌や
CD-ROM 等への掲載はご自由にどうぞ。作者への連絡等は不要です。
(以下は東雲フォントのアーカイブに含まれている LICENSE ファイルの内容です)
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●東雲フォントライセンス
2001
The Electronic Font Open Laboratory
http://openlab.ring.gr.jp/efont/
このアーカイブに含まれるすべてのフォントデータ、ドキュメント、スクリプ
ト類はすべて Public Domain で提供されています 。
但し、日本に於いては現時点で著作権を放棄することは法律上不可能であり、
AUTHORS に列挙されている作者がその権利を行使しないと宣言することで実質
的な Public Domain であるとします。
自由な改造、他フォーマットへの変換、組込み、再配布を行うことができます。
同時に、これらはすべて完全に無保証です。
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-- TODO
・ 微調整。
・ ISO-10646 (Unicode) 版の整備。
・ アウトライン版作成。
・ NT で Windows 外字の漢字が見えません。
Unicode からのマッピングが定義されていない (例えば U+FAxx の
あたりとか) からではないかと思います (by 18番の名無しさん)。
-- 謝辞
以下の方々に感謝します:
古川 泰之さん (東雲フォント, mkbold, mkitalic)
/efont/ プロジェクトの方々
NAGAO Sadakazu さん (mkbold)
Toshiyuki Imamura さん, HANATAKA Shinya さん ({K12,K14,jiskan16}-2000)
小田嶋勝也 さん (a16rk)
狩野 宏樹さん (bit2bdf)
18番の名無しさん (omaemona, oremona, monak14-ext, その他いろいろfix)
638番の名無しさん (AA対応パッチ)
Yukihiro Nakai さん (RedHat用 RPM spec)
Macintosh版、NT版のテストに協力してくれた方々
2ちゃんねるでいつも相手をしてくれる方々 & 神技 AA職人の方々
-- 作者からのおねがい
フォントの形状はまだ改善の余地があると思っています。
「この文字のこの部分は気に入らない。こう変えたらどうか?」という提案は
どんどんしてください。文字のビットマップを送っていただければ対応します。
bit ファイルの context diff 形式が ベストですが、それ以外の
形式でもかまいません。
小さいものなら 2ch のスレッドに sage で貼りつけるのもありかと。
-- 作者について
Monafont 公式ページ: http://monafont.sourceforge.net/
モナーフォントスレッド(2ch UNIX板): http://pc.2ch.net/unix/981805118/l50
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